
私は本気です。 ここで歯医者さんを考えてみましょう。もし、歯医者さんの言うとおり「食事の後には必ず歯を磨き、甘いものは食べず、いつもキシリトールを摂取して・・・」私たちが完璧に実行できたら、歯医者さんは廃業です。でも、そんな話、聞いたことがあるでしょうか。
ある時、私はいつもと違う歯医者さんに通うことになりました。そして、その治療の最終日に先生が言いました。「このままだと、同じような治療の繰り 返しになるでしょう」と。
さらに続けました。「君は、”あがり症”でしょう?口が渇きやすいでしょう?人前に出ると、とても緊張しやすいでしょう?君は、 鼻が・・・」私の身体的な特長のみならず、キャラクターまで、ことごとく言い当ててしまったのです。
そして、最後に、「もしこれからも、私のところで適切な治療を受けたかったら、まずは耳鼻科に行って、鼻をしっかり治してから来なさい」と・・・。 まさか、歯医者さんに行って「耳鼻科に行ってきなさい」と言われるとは・・・。私は、戦慄を覚えました。その後しばらくして、私はある耳鼻科で根本的な治 療を受けることになり、そして、それ以来ずっと、その歯医者さんにお世話になっています。私の憧れです。
私は歯医者さんに行くのが楽しみです。その先生に、お会いするのが楽しみなのです。
私の思いは変わりました。塾人として、「分かりやすく教える」だけではなく、「”学習生活全体のアドバイザー”になりたい」と。そして、「教え方の上手な先生」には終わらず、「名コーチ」になりたいと。真の「名医」とは、単なる「治療屋さん」ではないのです。
学習内容を教えるだけでなく「勉強のやり方」を伝えたい。そして、「独習」をマスターそして「塾を必要としない」お子様に育ってもらいたい。それでも「塾に行くのが楽しみ」と思ってもらえたら・・・。あの先生のように。
私の指導歴の中で、最初の数年間は、伝統があって比較的大きな規模(当時)…「一斉・集団指導」形式の、ある進学塾に勤めていました。そこでの私 は、自分で言うのも何ですが、優秀な講師だったと思います。しかし、それは会社にとって優秀という意味であり、お子様たちにとって「優秀」だったかどうか は、疑問です。 若い頃は、ガムシャラに教えるスパルタ講師でした。厳しい「一斉・集団指導」も「子供たちのため」と信じていました。
そんな私も、新人の頃は、授業をなかなかスムーズに進められず、いつも悩んでいました。そんなある時、私が赴任していた教室で、当時教室長の先輩に 相談しました。すると、こんなアドバイスが返ってきました。「Dランク(内申点ランクのことで、当時は相対評価)の生徒のレベルに合わせて、授業を進め ろ!」と。意味が分かりませんでした。理由を尋ねると、「そうでなければ、授業がいつまでも進まないではないか。」そして、「そんな感じでやっておけば、 塾生数が増えやすいんだ。」と…。
私は「優秀」な講師だったと思います。そして、その教室は全体で、瞬く間に塾生数が激増しました。生徒数の多い学年は、「レベル別のクラス編成」が 行われました。下位のクラスには、経験が浅くて若い講師が配置されました。そのクラスは、いつも授業中に騒然としていて大変でしたが、教室長は、努めて干 渉しないようにしていました。一方、上位のクラスには、ベテランの看板講師が派遣され、いつも華やかな授業が行われ、活気に満ち溢れていました。しかし、 いくら「上位クラス」とはいっても、学年トップレベルの生徒にとっては、やはり他の生徒が混在する「一斉授業」のレベルが合わないようで、物足りなく感じていました。中には「本部教室に行って、最上位クラスに入りたい!」とこっそり私に不満を漏らす生徒もいました。
「本当に、このままで良いのだろうか」…徐々に私の中での疑問が膨らみ、自分でも、いよいよ無視できない状態になってきました。明らかに、これでは 「矛盾が多過ぎる!」と…。加えて「合格実績・至上主義」、さらに「塾生数を増やせ!」といった怒号、営業優先の体質、そして、そのための「指導」…。
私は「独立」を考えるようになりました。やがて、「理想の塾」を実現させるために、「日本縦断!塾の全国行脚」と銘打って、全国各地の塾を訪問し、 あらゆる塾の研究会や勉強会に参加し、私が理想とする塾のあり方を、模索する日々が続きました。そして、ついに一つの結論に達したのです。それが、「コーチング型・個別指導」と「フリーラーニング・システム」の採用です。
みなさん、もしかしたら、未だに「塾のための指導」を受けてはいませんか?私は、「情熱のある、君のための指導」を提供させて頂きます。部活動にも試験勉強にも、全力で挑みましょう!
学校の授業と同じ形式である。つまり、教師が黒板を使い、ある一定の生徒数の前で、全く同一の内容で進めていく、画一的な指導形式。生徒数は20~40人程度で行うのが一般的である。多くの学校や、いわゆる「大手塾」で広く採用されている。伝統的ではあるが、旧態依然とした指導形態とも言える。 また、個人経営の「一斉指導形式」の塾では「少人数制」を謳うものもあるが、複数の生徒の前で「全く同じ内容を教える」という点では、基本的に変わらない。平均的な学力レベルの生徒に向いている。